8月6日に夫が発症し、14日に自分が発症しました。
連日ニュースで放送されていることが、実際自分の家で起こるとは思っていませんでしたが、新型コロナウイルスに2人とも感染しました。今は完治していますが、トラブルは急に起こるものなんだ……と考えさせられた8月になりました。
また、うちにはイヌが1匹います。飼い主2人ともダウンした後はどうなってしまうのか……日頃から準備していないと、具合が悪い時に動くことが難しいと改めて感じました。。。
今回の経験を踏まえ、事前に準備できることや心構えなど少しでも共有できたらと思います。
それでは、どーぞ!
症状悪化から夫が入院するまで
夫の主な症状
- 熱
- 咳
- 寒さと暑さ(交互に来ていたようです)
- 吐き気
- 食欲不振(ほぼポカリスウェットのみ)
- 味覚の変化(苦み)
- 嗅覚なくなる
発症から入院するまでの約1週間、ほぼ高熱が続いていました。
入院直前の症状は、39.2℃/酸素濃度88%/意識がおかしい状態でした。
症状に対してやっていたこと
- 病院の薬を飲む
- 氷枕で頭部・おでこを冷やす
- こまめに検温
- 水分補給
- 取れるときに食事
できることがぶっちゃけないですね。ひたすら寝るしかないのが辛いです。
夫の場合は解熱の効果が1時間ほどでなくなっていました。途中強い薬に変更してもらいましたが、効果はあまり変わりませんでした。
食事も取れるときに……でしたが、ほとんど食べれていませんでした。果物少しがやっとな感じ。
救急車を呼ぶタイミング
一番悩んだのは、救急車を呼ぶタイミング。
救急車を呼ぶ決定打になったのは「意識がおかしくなったこと」。夫の発言が理解できなくなったので、これは、もう呼ぶべきと判断しました。
事前に、保健所・フォローアップセンター・#7119(救急車を呼ぶか迷った時に相談する番号)に何度か連絡をし症状を伝えアドバイスをいただいていましたが、同じ言葉の繰り返しでした。
- 唇の色は青くないか
- 手足の色はおかしくないか
- 立ち上がれるか
- オシッコが出ているか
- 水分は取れているか
- 肩で息をしていないか
救急車で運ばれる前まで上記のことはできていたので、全てのケースに当てはまるわけではないのかなと。大事なのは、本人の様子。後の判断は自分次第……になってきます。
保健所・フォローアップセンターの方も限界があるってことを痛感しました。誰のせいでもない。だって薬が効かないんですものね。そして患者さんが増え続けている……。
自宅での対策

- 部屋を分ける
- マスク
- 換気
- 愛犬を近づけない
- 歯磨き・タオルなど分ける
- 専用ゴミ箱準備
- 消毒
基本ネットやニュースで言われているようなことをしていました。
換気は窓のほか換気扇も回すといいようです。部屋に溜まったウイルスを外へ出すことが大事なようですね。マスクは常に。溜まったゴミもすぐ捨てるのではなく、しばらく放置しました。地域によって処理方法が違うので後日保健所からいただく自宅療養者向けハンドブックで確認となります。
自宅療養の限界
夫の症状がまだ悪くなる前は、なるべく接触を避け、手洗い消毒を繰り返すことができましたが、症状が悪くなった後半は、10分も目が離せない状態になっていました。
吐き気と咳が苦しくて本人はマスクを外してしまうし……感染しないように介抱するのはとても難しいと感じました。
ワクチンを打つかどうか悩んでいましたが、今日明日で死ぬ可能性がある現実を目の前にすると悩まず打った方がいいと思うようになりました。
夫が入院後、自分も感染
夫が発熱し病院へ行ったとき、念のため私も一緒にPCR検査を受けていたんですね。その時の結果は夫だけ陽性でした。ただ夫の入院後じんわり頭痛がはじまり……体温が36℃後半から37℃に上がっていきました。
きっと疲れが出ただけ……とはじめは思いましたが、万が一自分も感染したら……愛犬のお世話ができなくなるので、陰性結果をもらって4日後でしたが病院で再検査しました。翌日出た結果は陽性。目の前で症状が悪化していった夫を見ていたので結構恐怖でした。
軽症で終わる人と似てると言われた私の症状
- 37℃前後の熱
- 倦怠感
- 頭痛
- 喉の痛み
- 咳
- 嗅覚なくなる
ちゃんと調べたわけでもないので(調べてわかるのかも疑問)実際はわかりませんが「軽症で終わる症状の人たちと似てるね」と言われてました。実際高熱にならず低めの安定で1週間ほどで完治しました。ただ嗅覚がないまま戻っていません(8/25日現在)。
後、軽症ですが「倦怠感」がヤバかったです。5分立っているのも辛いのははじめての経験でした。
自宅療養中について
療養中の生活について
- 冷えピタシート
- 消毒スプレー
- ポカリスウェット
- マスク
- 携帯充電器
- 果物
- 洗剤
- 洗濯用洗剤
携帯充電器が古くなっていたので買い替えました。
充電器の調子が悪い?と少しでも思ったら買い替えオススメです。携帯がないと悪化した時ヤバイ気がします。心の支えにもなる携帯は絶対使える状態に◎
食器や氷枕・冷蔵庫で触れたものなど、消毒するものが多くなります。なので洗剤はたっぷりあった方が安心です。同じように洗濯物も増えるので、洗濯用洗剤も切らさない方がよいと思います。
できなかったこと
- 立ち続ける
- 座り続ける
- テレビやドラマを見続ける
- 一度にたくさん食べれない
- お風呂
- ネットスーパーの買い物
- 家事・掃除・洗濯
食事はネットスーパーで注文すれば大丈夫と思っていましたが無理でした。倦怠感が本当にキツかったのと、なぜか注文が殺到していた時期だったようで2日後までお届け可能日が×で埋まっていました。
結局ネットスーパーは利用せず、後から知った配膳サービスのおかげでだいたいの食事は助かりました。ただ届くのは遅かったです。
保健所から連絡があったのは、発症してから3日後。
「パルスオキシメーター(酸素濃度を測るもの)と配膳サービス(10日分の水と食料)を送ります」と言ってもらえましたが、入院した夫の分が入院後に届いていたので断りました。
あとは寝て、薬飲んで、食べての繰り返し。
夫が療養中ベッドを使用していたので、私はソファで寝起き。洗濯がしばらくできません。なのでゆっくり休まないといけない時にベッドで寝れないのが少ししんどかったです。
ペットのこと
ペットの心情(イヌの場合)
飼い主の片方が突然いなくなり、もう片方も普段と違う。散歩も最短10日間できなくなります。なので一緒にいる愛犬にもストレスがかかったと思います。とはいえ、無理はできないので、たくさん話かけました。伝わっているかは分かりませんが、夫が病院にいること。自分が調子悪いこと。散歩はもう少し待って欲しいこと。そして、頑張っててエライね!と褒め称える。そんなことをしながら過ごしました。
愛犬の性格にもよると思うので、ペットホテルを検討する場合は、早ければ早いほど良いと思います。
ペットホテルの検討
かかりつけの病院に相談したことが一番今後を考えやすかったです。
ネコは感染の可能性があるようです。イヌは感染の可能性は低いようですが、ウイルスが表面に付着している場合があるそうです。
病院のホテルももちろんお預かりOKでしたが、コロナ専門のペットホテルがあることを教えていただきました。
ペットの受け渡し時も思ったよりデリケート。防護服を着て消毒をして、リードではなくケージに直接入ってもらう……表面に付着したウイルスを運んでしまうのを避ける必要があるんですね。ただお願いします!というわけにはいかないみたいです。なのでコロナ専門のスタッフがいるホテルへ問い合わせて見るのも良いのでは?と提案してもらいました。
結局「コロナ専門のホテル」を検索してじっくり調べずです。すみません。。「こんなところもあるよ」っていう情報に安心して終わりました。検索してたくさん出てくるわけでもないので、体調が悪い時に探して決めて準備するのは……現実には難しかったです。
今では前もって準備しておくことが重要だなと感じています。
ペットホテルを利用したことがないので、落ち着いたらどんな感じか試してみようと思います。
昨年の夏情報で古いかもですがリンクを貼っておきます。
新型コロナウイルスに感染した人が飼っているペットを預けるために知っておきたいこと
預け先が見つかった場合・伝えるペット情報の整理
かかりつけの病院は大丈夫かもしれませんが、そのほかの場所に預ける場合、愛犬の食事や体のこと、普段の生活習慣など伝える必要が出てきます。
私も愛犬情報をまとめていましたが、まとめ終わるのに2日かかりました。体がしんど過ぎてメモ書きできないんです……。なのでこちらも日頃からまとめておくと良いと思います。
まとめる用A4シート作りました!
ペットを預けるための準備に|ペット情報をまとめるシート作りました(イヌ用)
東京都福祉保健局
新型コロナウイルス感染症による入院・宿泊療養の際のペットの飼育について
メンタルのこと
一人で重症化したらどうしよう……とどうしても考えてしまっていたので、プチパニックでした。なので、周りに甘えました。もう、甘えるしかないです。
頼れる人に頼る!
- 両親・兄弟・姉妹
- 友人
今の状況を伝え、軽症のまま何もなく終わるかもしれないけど、こまめに連絡させてください。とお願いしました。
朝・昼・晩と連絡がやり取りできると、とっても心強かったです! 誰かと繋がっている感がないと結構不安だし、怖いし……だったと思います。なので、ありがとうがいっぱいでした。
現実的に家の近い身内や友人へ、もしもの時の買い物や薬の受け取りなどお願いできるとさらに安心です。
はじめのうちはコロナ関連のニュースが受付られませんでした。あと外から聞こえる救急車のサイレン音もキツかったです。
気持ちが楽になったのは音楽でした。
海外ドラマやアニメは見てられませんでしたが、音楽番組は大丈夫でした。不思議です。
3日くらい経つと気持ちも落ち着いてきます。
家族や友人と連絡を取りながら、できるだけゆっくり過ごすのがオススメです。
イヌがいる場合は、強制的にご飯やトイレなど……彼らの生活習慣に合わせることになります。その彼らのために必要な行動が、自分の生活や心のリズムを乱さないようにしてくれていた……と逆に思うときがありました。変わらないままいつも通りの習慣って絶大。「取り戻そう」っていう気持ちになるのかな?……愛犬に感謝です。
イヌがいるので部屋の温度を高くできません。なので寒かったときは靴下を3枚重ね履きしていました。これが結構良くて、包まれているような感覚でホッとします。よくわからない理由ですがオススメです◎
新型コロナウイルスの後遺症
療養期間終了後も軽い咳と頭痛があります。あと嗅覚も戻っていません。いつまでこのままかわかりませんが、これが「後遺症」と呼ばれているものなんでしょうね。
嗅覚がなくなるのは、脱毛・味覚異常とか他の症状と比べたらいいほうじゃん!と思っていたけど結構イヤです!
料理中は水蒸気が顔に当たってるだけで、調味料の匂いがしないから変な感じです。
パンが焦げたのも気づかなかったし。洗濯しても洗剤の匂いがしないので爽やかさが足りない!? 気がします。お風呂も匂いしないし……なんかフレッシュな感じが不足してます。とにかくなんか変です。早く元に戻りたいです……。
まとめ
気をつけていてもふとした瞬間から感染してしまうかもしれないし、どうすることもできないけど
- マスクをする
- 手洗いうがいをする
- 対面で食事をしない
- 密を避ける
- 換気する
これしか本当にできることがないのも実感しましたし、結構効果があるんだなとも思っています。
救急車を呼んでも搬送できない状況がどうか減っていくことを心から願っています。
そして、夫の入院先を諦めず探し続けてくださった2人の救急隊員の方にお礼を申し上げたいです。
あんな風に現場で頑張っている方を見たら、感染しないようにがんばらなきゃ!と改めて思います。
皆様もくれぐれもお気をつけくださいませ。
それでは、また!
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