こんにちは、フリーランスデザイナーのIKUEです。
これからデザインを学ぶなら、ちゃんと長く働けるデザイナーを目指したいですよね?
この記事では、デザイナーを目指すなら知っておきたい、商業デザインと作品(アート)の違いをご紹介します。
この違いをはじめから理解できていると、収入につながりやすく、リピーターさんの多いデザイナーに最短で近づく可能性が高くなります。
とっても大切なところだから、ぜひ最後まで見てね〜
このブログでは、おうちで働きたい女性の方向けに、基本から学べるデザイン知識と働き方をシェアしています。
- おうちで働くスキルを身につけたい
- これからデザインを学びたい
- デザイン知識を身に付けたい
- デザイナーとして働きたい
商業デザインと作品(アート)の違い
まず、商業デザインと作品(アート)の違いから。
商業デザインとは
商業デザインは、お客様や企業からの要望をもとにデザインをすること。
その目的は
- 商品やサービスの目標を達成するため
- 利用する方へメッセージを届けること
です。
お客様や企業の要望を無視して、こっちの方がいい、こう表現した方がカッコイイ・・と作ったものは「あなたの作品」になってしまいます。
商業デザイナーの場合、作品ばかりを作ってしまうと、リピーターさん獲得につながりにくくなります。
作品(アート)
アートは、内側から創造されたものを、自由な表現方法で形にしている個人の作品。
その目的は、
- 見る人の感情や思考を刺激するもの
- 美的な価値や個人的な意味を深める哲学的なもの
アートを言葉にするのは難しいですが、私なりにお伝えすると、受け手によって得るメッセージが違うのがアートなんだと思っています。商業デザインは決まりがありますが、アートにはありません。
商業デザインは、お客様や企業のご要望をもとにデザインで表現しますが、アートは決まりのない自由な表現方法で形にしている個人の作品。これが大きな違いなんですね。
デザイナーとして長くお仕事していくために
このサイトで紹介しているデザインの記事内容は「商業デザイン」をベースにお伝えしています。
繰り返しになりますが「商業デザイン」は、お客様の目的達成するためのデザインすること。
お客様がいなくて、あなた自身であなたの商品作りをする場合は、あなたがお客様になるので、デザインも自由で大丈夫です。
デザイナーとして働きはじめると、多くの場合、会社や企業のお客様を相手にデザイン制作をすることになります。なので、悲しいことに自我は必要ありません。自分がどうしたい。ではなく、お客様の求めている目標や結果、期待する効果を出せるように、デザインを考えていきます。これが「商業デザイナー」の役割。
また、会社の場合、予算やスケジュール、チームで動くこともあると思います。なのでスムーズに進むよう、コミュニケーションをとりながら制作する力も必要になります。
フリーランスの場合も同じ。お客様の求めるデザインがどれくらいできるかによって、収入や安定具合も変わってきます。しっかり「商業デザイン」を理解している方は、お客様との距離を縮めるのも早いので、長くお仕事を続けられるデザイナーに成長できます。
アート脳が抜けず、苦労したデザイナーなりたての頃の話
デザイナーの前はデザイン専門学校に通っていました。そのころは、自由に好きなように絵を描きながらイラストレーターを目指していました。
ご縁あってイラストを見てくれる企業を数社紹介してもらい、持ち込んだものの、折り返しの連絡はありませんでした。今思えば当然のこと。持ち込んだイラストは、独創的なアートよりの作品ばかりでした。
その後、イラストレーター志望のまま、引き取ってくれたデザイン会社に入社します。
たまにイラストを担当させてもらう機会をいただけましたが、苦痛で全然思うように描けませんでした。
イラストのお仕事には「こう描いて欲しい」という、オーダーがあります。そのオーダーに応えられず、1年で挫折しました。
入社したばかりの頃は「商業デザイン」を全くわかっていなかったので、仕事に長く影響し続けました。
なぜ、好きな色を選んじゃダメなのか?
勉強しても、デザインが自分の思うようにできない時期が、何年も続きます。とても苦しかったです!!!だから、これからデザインを学ぶ方には、初めから知っておいてほしいと思っています。
まとめ
今回は、デザイナーを目指すなら知っておきたい、商業デザインと作品(アート)の違い をご紹介しました。
これから、デザイナーを目指すなら、商業デザインとアートの違いはとっても大切!
ぜひ覚えてくださいね。
それでは、また!